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西欧化だけが日本の近代化の道だったのか―。魯迅を敬愛する思想家が、戦前からの中国文学研究の蓄積のうえに、日本の近代化、中国観・アジア観、ナショナリズムを鋭く問い直した評論集。「中国の近代と日本の近代」(1948年)、「近代の超克」(1959年)、「方法としてのアジア」(1961年)など、今なお思想的有効性を失わぬ23編を収録。
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